1)苦しみから癒やされる。苦しみから逃れるには2つの方法がある。「癒される」という逃れ方と「救われる」という逃れ方だ。まず「癒される」という逃れ方について考える。

a.    癒しを言葉にして明らかにする。癒しとは、感覚や感情の心が映し出す現在の現実の渇きや苦痛や苦悩を、感覚や感情の心への働きかけによって、現在の現実という一時だけ和らげることだ。

b.    渇きと癒やしを繰り返すだけの感覚や感情の心の性質を、言葉にして明らかにする。

c.    癒しつまり束の間の安楽を得る。恒久的な苦しみや渇きを紛らわせようとする。しかし安楽は持続しない。苦しみや渇きが追いついてくる。

ア.癒しを得る手段としての競争、差別。

イ.癒しを得る手段としての信仰。

ウ.癒しを得る手段としての祈り。

エ.癒しを蓄える手段としての財貨。

オ.癒しをつなぎとめる手段としての愛。

カ.苦しみの原因となっている困難を避け、安楽へと逃れる。苦痛や苦悩から逃避したり、現在の現実の安楽にしがみつくのも癒しだ。現実主義や保守主義という考え方は癒しの心から湧いてくる。

キ.自殺は究極の癒しだ。

d.    香炉を客に廻す。

ア.自分と他者との関係を考える。

イ.自分とみんなの関係を考える。

    みんな、世間、人々、我々の正体を言葉にして明らかにする。

  自分の世界とみんなの世界。

  自分の時間とみんなの時間。

  自分の願望とみんなの願望。自分の価値とみんなの価値。

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